卒業証書授与式
3/15暖かな春の陽射しが降り注ぐ中で,令和4年度の卒業証書授与式が挙行されました。コロナ禍で制限や我慢を強いられることが多かった3年間でしたが,その中でできることを考え,仲間との時間を大切に育んできた19名の3年生の門出を祝う日です。
学校長から手渡された卒業証書を抱いて,これまでの感謝の気持ちやこれからの豊富を自分の言葉で語りました。
また,年度末の人事異動で転退職する8名とのお別れの式も行われました。涙と笑顔に包まれた日でした。
3学期終業式
3/14に3学期の終業式が行われました。
各学年の代表生徒から,3学期をふり返って,自分なりに工夫しながら学習や部活動に取り組んできたことが発表されました。
学校長からは,令和4年度全体をふり返って,重点目標の達成状況や対話活動について,生徒たちからのアンケートをもとに話をしました。2年間取り組んできた重点目標「自立・自律」に達成感をいだいている生徒が増加していること,様々な場面で取り組んできた「対話」の時間を大切だと感じている生徒が多いことなど,「自分たちでやりたい」という生徒たちの声から始まった取組を認め合うことができました。
さらに「よりよい一中にするために自分たちができることは何か」について,生徒の意見を取り上げながら考えました。考えたことを実践する場を増やして,次の「一足」を踏み出す決意を新たにしました。
3年生を送る会
3/13に3年生を送る会が行われました。定期総会に続いて,2年生が企画・運営する初めての大きな行事です。
1年生からは,応援団に扮して卒業する3年生にエールが送られました。
2年生からは,3年生の学校生活の様子をまとめたスライドとともに,生徒会活動や部活動で,3年生から学んだことが語られました。
続いて,1・2年生の合唱と卒業生ひとりひとりに向けたメッセージが贈られました。
卒業を目前にして,晴れやかな笑顔で後輩たちの発表やプレゼントを受け取る3年生の姿からは,大きな達成感が感じられました。受け取ったメッセージをお互いに見合って微笑む場面も見られ,心のこもった温かい会になりました。
第3回生徒総会
3/10に第3回生徒総会が行われました。2年生に引き継がれてから初めての生徒総会となります。3学期の活動報告・会計報告を審議する中で,会員からは多くの質問や意見が出されました。そのひとつひとつに,新委員長が丁寧に回答したり改善策を示したりして,活発な意見交換が行われました。
また,後半の協議では「一中Gsについて考えよう」というテーマで対話が行われました。本年度の3年生が考案した一中Gsを来年度はどうするかについて,縦割りグループで意見交換が行われました。「とてもいい目標なので継続して取り組みたい」という1・2年生の考えや,「1・2年生で考えて決めてもらっていいと思う」という3年生の考えなど,それぞれの立場で自分の考えを語っている姿が印象的でした。
校長講話「恩送り」(どうぞのいす)
校長講話で「恩送り」について話しました。
はじめに,絵本「どうぞのいす」(ひさかたチャイルド 作;香山美子 絵;柿本幸造)の読み聞かせをしました。
うさぎさんが思いついた「いい考え」が「恩送り」のスタートです。そして次々とやってくる動物たちが「遠慮なく」この優しさを素直に受け止め,その優しさを「あとの人にお気のどく」と言って,別の形でつないでいきます。
自分が受け取った恩を,今度は自分が誰かのために送る優しさのバトン渡しです。「恩返し」は,優しさや助けをくださった方にお返しする1対1の関係なので,お返ししたらそこで完結するのに対して,「恩送り」は一方通行です。相手からの見返りはありませんが,どんどんつながっていくので,無限の優しさが連鎖して広がっていきます。
「他の人のはきものもそろえておこう」とか,「はがれた掲示物をはり直しておこう」とか…,日常生活の中にちょっとした「どうぞのいす」が見つかるかもしれません。心のどこかにうさぎさんの「どうぞのいす」を持つことで,きっと清々しい気持ちになれると思います。