校長講話「恩送り」(どうぞのいす)
校長講話で「恩送り」について話しました。
はじめに,絵本「どうぞのいす」(ひさかたチャイルド 作;香山美子 絵;柿本幸造)の読み聞かせをしました。
うさぎさんが思いついた「いい考え」が「恩送り」のスタートです。そして次々とやってくる動物たちが「遠慮なく」この優しさを素直に受け止め,その優しさを「あとの人にお気のどく」と言って,別の形でつないでいきます。
自分が受け取った恩を,今度は自分が誰かのために送る優しさのバトン渡しです。「恩返し」は,優しさや助けをくださった方にお返しする1対1の関係なので,お返ししたらそこで完結するのに対して,「恩送り」は一方通行です。相手からの見返りはありませんが,どんどんつながっていくので,無限の優しさが連鎖して広がっていきます。
「他の人のはきものもそろえておこう」とか,「はがれた掲示物をはり直しておこう」とか…,日常生活の中にちょっとした「どうぞのいす」が見つかるかもしれません。心のどこかにうさぎさんの「どうぞのいす」を持つことで,きっと清々しい気持ちになれると思います。
3月の給食
3月に入りました。「3月は去る」との言葉通り,一日一日があっという間に過ぎ去っていきます。給食が食べられるのも3月は11日だけですが,特別な献立の日も多くて楽しみでもあり,ちょっぴりさみしくもあります。
3/3(金)ひなまつり献立
<ランチタイムより>
今日、3月3日は「ひなまつり」です。子どもたちの健やかな成長と幸せを願う行事で、「桃の節句」や「上巳の節句」ともいいます。ひなまつりに合わせ、今日は春らしい色鮮やかな献立です。ちらし寿司は、レンコンやしいたけなどたくさんの具材を混ぜ合わせており、将来食べるものに困らないようにという願いが込められています。白、緑、ピンクの三色団子は、雪の下に新芽が出て、桃の花が咲いているという春の風景を表しています。 |
3/6(月)受験生応援献立
「見通し明るいサラダ」には穴のあいたレンコンやちくわが,「桜咲くコンソメスープ」には桜の形のかまぼこや人参が入っていました。もちろん,受験生応援献立としてはおなじみの「メンチカツ(勝つ)」や「いよかん(いい予感)」も登場しました。
あとは「サクラサク」の吉報を待ちたいと思います。
唐澤史比古先生による合唱指導
2/20,作詞家・作曲家で上伊那を中心に合唱の指導をされている唐澤史比古先生をお迎えして合唱指導を行っていただきました。
1年生の音楽の授業では,今の歌声にさらにパワーと響きを増すための練習をしました。しっかり息を吸って歌い出しをそろえ,できるだけ長く声を出し息を吐き切る感覚をつかみました。身振り手振りを交えながら生徒たちをひきつけ,できていることを認めながら進めていく指導は,まさしくプロフェッショナルの技でした。
1・2年生合同の練習では,ペアや4人組になって歌い合ったり聞き合ったりして声の重なりを意識しながら練習しました。また,3年生の指導では,卒業を間近に控えた生徒たちの心情に寄り添い,互いに認め合ってパート練習をする集団のよさを認めていただきました。
終始なごやかで楽しい雰囲気に包まれて,生徒たちが安心してのびのびと声を出せていると感じました。今回指導していただいたことが,これからの歌声につながることを期待しています。
校長講話「令和4年度めざすもの」
4/26の校長講話では,令和4年度の阿南第一中学校が「めざすもの」について話をしました。
学校目標「知(主体的な学び)・徳(思いやりの心)・体(健やかな身体)」の実現のために,昨年度の取組と課題から,本年度はさらにどのような姿をめざせばよいかについて考えました。
重点目標は,引き続き「自立・自律」とし,さらに「じりつ度」をアップさせていくために自分は何をするかを明確にして取り組んでほしいと話しました。
「自立・自律」した姿として示した「ひとりになれる」「ひとりになる」は,友だちと交わらないとか,誰も頼らないということではなく,「ひとりでも大丈夫,ときにはひとりの時間も楽しめる,意識してひとりになってみる」というイメージです。自分でできることが増えてくれば「誰かと一緒にいないと不安で仕方がない」ということも減ってくるのではないかと思います。
「コミュニティの森」整備に参画
「総合的な学習の時間」では,現在各学級で本年度のテーマを考えているところです。その中で2年生は,昨年度から町の「コミュニティの森」整備に参画させていただいています。
4/25には,町総務課の方と飯田市の測量会社コバコンの方に来校いただき,新たな造成地にどんな遊具を設置すればいいか考えました。3Dで映し出された造成地の画像に遊具を配置していくと,実際のサイズ感がイメージできるため,それをもとにグループで意見を出し合いました。
生徒たちからは,「広さがわかったので,どこにどんな遊具を置くか考えていきたい」「安全に使ってもらえるように考えていきたい」等の感想が聞かれました。