コロナ禍の生徒会活動
コロナのまん延防止措置期間中,生徒会活動も制限しながら行っています。学年をまたぐ活動ですので,3年生の参加は控え,1・2年生の話し合いや作業も時間を短縮して行っています。そのような中でも生徒会を引き継いだ2年生が中心となって生き生きと活動しています。
生徒会新聞はすでに№4まで発行され,各委員会の活動の様子が伝えられています。「ここの内容はどう思う?」(代議員会)「この本どこにある?」(図書学芸員会)「間違えてしまったときはなんて言う?」(放送委員会)など,実際の話し合いでの会話を取り入れながら委員会の様子が手に取るように分かる発信をしてくれています。
3/11に予定している生徒総会はGoogleMeetを使って行うよう計画しています。いつもは参集して協議題について意見を交わしますが,今回は事前に配布されたメモをもとにオンラインでの意見交換となります。協議題は「来年度へ向けてがんばりたいこと」(熟語ひとつで理由もつけて)です。「自分の意思と理由がはっきりしていればどんな熟語でもOKです。皆さんの意見を生徒会のスローガンの参考にします」と添え書きがありました。全校で考える・全校生徒の意見に耳を傾けるという役員選挙での公約を実行に移すべく挑戦が始まっています。また,3/14の3年生を送る会も方法を工夫して準備中です。
コロナ禍であってもできることを考えて挑戦する…そんな姿が学校のさまざまな場面で見られるようになってきました。
近づく春…
朝の冷え込みは厳しいですが,陽射しは日に日に濃くなり春の訪れが待ち遠しい頃となりました。校舎北側の「一中梅園」の梅のつぼみもほんの少しほころび始めています。
生徒会の時間に美化委員会でパンジーの苗植えを行いました。近づく門出の日には美しい花を咲かせてくれることと思います。
校長講話「信じる」ということ
2/15の校長講話では「信じる」ということをテーマにしました。まず「信じる」ということを意識して生活しているかどうか生徒たちに問いかけました。
「信じる者は救われる」ということわざに対して,「正直者が馬鹿を見る」ということわざもあります。社会心理学では,よく知らない人をとりあえず信じてみるということを繰り返していくうちに,信じる力が鍛えられ,人を見極める力がついてくる。そしてどんどん自分の世界を拡げていくことができる。逆にいつも疑ってかかる人は,信じる力が弱くなり,ますます人を信じられなくなると言われています。
「信じる」とか「Believe」といったタイトルの曲から,校長自身が勇気づけられたり励まされたりする言葉を取り上げ,「信じる」ということの根底には,強い思いや期待,また裏付けとなる根拠があるのでないかという考えにたどり着いたということを話しました。
最後に,中学生の頃,国語の教科書に載っていた「一切れのパン」(F=ムンテヤーヌ作・直野敦訳・倉石隆さし絵)のあらすじを紹介しました。
生徒からは,「自分がこれまで努力してきたことを信じたい」「『一切れのパン』の話を聞いてみて、信じることは人を強くすることが分かった」「今まで何かする時いつも自分にはできないと思っていたのでこの機会に見直してみようと思いました」等の感想がありました。
国際社会について考える(3年社会科)
3年社会科の公民「国際社会」の単元で,貧困問題と資源エネルギーについて各自がまとめたものをプレゼンする学習が行われました。2/1には勝ち残った8名が「Pー1グランプリ」(決勝)に臨みました。
原稿をもとに言葉だけでプレゼンする生徒,タブレットを用いて資料や写真・イラストも加えたスライドを用意してプレゼンする生徒など,発表の仕方もそれぞれでした。発展途上国の現状を取り上げ,貧困問題を解決するために自分たちができることとして,食品ロスを減らす試みや寄付をするという提案がなされました。エネルギー問題については,化石燃料を減らして再生可能エネルギーに切り替えていく必要性を述べ,自分たちも節電や3R(リデュース・リユース・リサイクル)を心がけたいという内容の発表でした。
発表を聞いている生徒たちは,8名のプレゼンについて,発表内容はわかりやすかったか,今後何をすればいいかが明確になっていたかについて評価し,その合計でグランプリが選ばれました。
世界に目を向け,「自分にできること」を考え,それを他者に伝えること…これからの社会を生きていく上で大切な力だと思います。
2月ですが…書き初め展
廊下に書き初めが展示されています。2月の参観日に合わせてご覧いただく予定でしたが,感染警戒レベルが上がってしまい来校いただくことがかないません。
3年生の廊下には,国語科から課題として出された書き初めの作品が並び,教室内には余った紙で,各自が思い思いの言葉を書いた書き初めの作品が並んでいます。3年生の心の叫びが聞こえてくるようです。