「ふるさとタイム」半日総合
8月31日,2・3年生の総合的な学習の時間「ふるさとタイム」で半日総合を行いました。
3つの班に分かれて行っている学習ですが,午前中の時間を使って,校外へ出たり,じっくり時間をかけて実習・製作を行ったりしました。
自然講座では,学校周辺の環境について学習を進めており,深見の池周辺や学校周辺の道路のゴミ拾いを行いました。また,「深見の池のほとりに置きたい」とベンチの製作にも取り組みました。
歴史講座では,早稲田神社・諏訪神社・大畑の塚・種田の塚を見学に行きました。やぶをかき分けて古墳にたどり着くと石室の入り口がはっきりと残っていました。「田」「種」「畑」の名前からも,当時の生活には農耕がなくてはならないものだったことが想像できます。静かにたたずんで歴史を感じる時間になりました。
郷土食材講座では,地元の食材「鈴ヶ沢なす」を使ってフライを作り,野菜を細かく刻んだソースも手作りしました。「鈴ヶ沢なす」は給食でも郷土食材として登場しますが,自分たちで作った料理は味も格別です。
「ふるさとタイム」については,10/3の「茜祭」で発表する予定です。
1年自然体験学習を行いました
8月28日,1年生が阿南少年自然の家で自然体験学習を行いました。
ウォークラリーでは,コマ図をたよりに,班で協力しながらそれぞれのポイントにある問題を解きながら進んでいきました。折り返し点の展望台では「塔の観音様」に向かって各自が願い事をして,仲間を励ます言葉を書き「エール」の木に貼りました。
また,クラフト体験では,小刀などを使わず,熱で竹に角度をつけた竹とんぼを作りました。全員できあがったところで,「遠くへ飛ばす」・「高く飛ばす」竹とんぼ大会を行いました。
野外炊飯では,まず火起こしをして飯ごうでご飯を炊き,カレーを作りました。夕食には少し早い時間でしたが,ご飯もカレーもとてもおいしくて,残食ゼロでした。
最後のキャンプファイヤーでは,感染対策のためフォークダンスは行わず,自分たちで選んだ曲でダンスを踊りました。
1泊2日の日程を日帰りに短縮し,準備や練習の時間も短かったのですが,班で協力したり,困っている友だちに声をかけたりする姿がたくさん見られ,充実した一日になりました。
1年自然体験学習に向けて
年度当初5月末に1泊2日で計画していた阿南少年自然の家での宿泊学習ですが,臨時休業もあり,8月28日に日帰りで実施することとなりました。
「非日常的な状況に置かれたときに,仲間と臨機応変に対応できるようにしよう」というスローガンのもと,各係や各班で計画を立ててすすめています。
中学校生活にはすっかり慣れた1年生ですが,いつもと違う環境の中で協力し合って,ウォークラリー・野外炊飯・キャンプファイヤーを行う予定です。不測の事態に対応する力は,まさしく今私たちが置かれている状況で必要な力です。計画・準備の段階から当日まで,大切な学びの場になると期待しています。
2学期始業式
例年より短い夏休みを終えて,2学期が始まりました。2学期は89日間という長い学期ですが,学校生活では行事や学習などで実りの多い学期でもあります。
始業式では,学校長が自分の西駒登山と長野市のボランティアの経験を交えて「できない理由を考えるのではなく,できる方法を考える」という話をしました。目標を決めても理由をつけてやらなかったり,コロナ禍でできないとあきらめてしまったりするのではなく,「できる方法」を探すことが自分を成長させるチャンスになるということを意識して,充実した2学期になるよう願っています。
<1年生の生徒の感想より>
・自分もすぐあきらめないで,やれる方法を考えてみようと思いました
・やりたいことを後回しにせず,できない理由ではなくて「できる方法」を考えて行動できるようになりたいと思いました
・ポジティブな考え方をしてチャレンジしていくことが大切なんだなと思った
また,「名前をていねいに書こう」というミッションも提示しました。名前はその人を表す大切なものですから,ていねいに書くことは自分がそのことに真剣にとりくむという意思表示になります。
前向きな気持ちで自分を勇気づけ,挑戦してほしいと思います。
夏休み中のステキなできごと
夏休みも終わりに近づいたある日,部活があると思ってまちがえて登校した2年生が,「せっかく学校に来たから」と言って暑い中1時間半も体育館の清掃をしてくれたそうです。彼の姿は,「自分にできること」を考えて実際に行動できる力(考動力)のあらわれであり,とても誇らしく思います。
新学期を迎えた廊下には,彼の行動を紹介する写真が掲示されていました。夏休み中のステキな話に勇気をもらって新学期のスタートを切ることができました。