3学期始業式
1/7に3学期始業式を行いました。今回は寒さ対応及び感染症等防止の配慮から放送にて行いました。
学校長からは「ふゆめがっしょうだん」(福音館書店 冨成忠夫・茂木透=写真 長 新太=文)という本を紹介し,真冬の木の芽が春を迎える準備をしているように,3学期は短いけれど新年度を迎える大切な準備期間でもあるという話をしました。
<抜粋>
「3学期は47日間と短いですが,冬芽のように4月を迎えるための大切な準備期間になると思います。3年生は言うまでもありませんが高校入試に向けてのラストスパートになります。2年生は生徒会をひきついで一中を背負って立つ心構えが必要になってきます。1年生も後輩を受け入れ,生徒会活動や部活動など学校の中核としてとても大切な役割を担っていきます。では,みなさんはどんなことを目標にしますか?自分の目標を達成するためにはどうすればよいかをできるだけ具体的に,例えば「1日○分何々する」というようにイメージしてみましょう。小さなことで構いませんが,自分で決めたことは三日坊主にならないように毎日続ける努力をしましょう。そのことが自分の自信につながります。そして,できたかできなかったか毎日ふり返ることも大切です。できない日もあるかもしれませんが,またリセットして始めればいいと思います。
校長室に新しい年のカレンダーをいただきました。1月のところにこんな言葉がありました。「今日とは常に明日の準備である」未来の自分をつくっているのは,「今日」今の自分自身であるということです。47日という短い3学期だからこそ,自分自身がこうなりたいと描いている自分の姿を実現するために,一日一日を大切に過ごしていきましょう。」
2学期終業式
12/25,登校日89日間の2学期の終業式が行われました。2学期は日程や内容を変更しながら行事を行うとともに,1学期に行えなかった行事も行うことができ,充実した学期になりました。
終業式では,各学年の代表生徒から2学期をふり返って以下のような発表がありました。
<1学年代表生徒>
・部活動でトランペットの練習をがんばった ・強歩大会で完走することができた ・教室で友だちと一緒に学習できた |
<2学年代表生徒>
・強歩大会で一歩も歩かなかった ・ゲームから離れてテスト勉強がしっかりできた |
<3学年代表生徒>
・中学校最後の茜祭に向けて準備をがんばった ・自分の決めた時間に勉強することができた ・何気ない学校生活が楽しいと感じられた |

学校長からは,2学期の行事をふり返り,以下のような話をしました。(抜粋)
「今年はあたりまえの学校生活がおくれることのありがたさを感じた年でした。2学期は毎日みなさんの声が響き,笑顔やがんばる姿が見られる学校生活がもどってきて本当によかったです。東京オリンピックで盛り上がるはずだった2020年は,新型コロナウィルスの感染拡大で大変な1年になってしまいました。しかし,「大変」という漢字の意味をよく考えてみると「大きく」「変わる」という意味であることが分かります。「コロナのせいで」ではなく「コロナだから」変わったこともたくさんあったと思います」
無事に終業式をむかえることができ,本当にうれしく思います。学校を支えてくださった皆様に心より感謝申し上げます。
「対話」をしよう!茜タイム③
茜タイムの第3回目は「学習について」です。中学生にとって多くの時間を費やす授業や家庭学習はどうあったらよいか考えました。これまで「学力」といえば「知識・技能」が重要視される傾向にありましたが,4月から実施される新学習指導要領では「生きる力」を身につけるための3つの力(「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力人間性」)をバランスよく身につけることが求められています。
時代の変化が加速し,予測困難な社会で様々な課題を解決していく力を身につけるためには,どのような授業をめざしていけばよいか,またどんな家庭学習をすればよいかについて対話を行いました。
生徒たちは,「友だちと教えあったり学び合ったりする授業・話を聞いているだけの授業より自分たちで調べたりまとめたりする授業の方がしっかり考えることができる」「提出することだけが目的ではなく,自分のためになる家庭学習をしたい」など,それぞれの考えを出し合いました。
3回にわたって行ってきた「対話」の時間は,生徒たちが自分の学校生活について意識するきっかけとなるだけでなく,我々教師も生徒たちの考えに耳を傾け学校運営にいかしていくための大切な手がかりとなりました。
授業改善に向けて
11月に上越教育大学の桐生徹先生にご指導いただき,各自が授業改善に取り組むテーマを決め日々の授業実践を積み重ねてきました。本校では教科担任が1名ずつしかいませんが,授業改善については共通する悩みや課題もあるので,各自のテーマで3つのグループを作り情報交換を行いました。
「主体的・対話的な学び」をテーマにしたグループでは,多面的な見方で立体を仲間わけしていく中で立体の特徴をつかんでいく数学の授業や,実験の予想から考察までを各自がていねいにノートにまとめていく理科の授業,自分で必要な資料を集め絵や図を入れて分かりやすくまとめる社会の授業などが紹介されました。
来年の4月からの新学習指導要領実施に向けて「主体的・対話的で深い学び」をめざして授業改善に取り組んでいきたいと思います。

