性に関する指導
12/5に各学年で性に関する指導が行われました。助産師の宮澤恵子先生を講師としてお迎えし,事前アンケートの内容も参考にしながら学年に応じた指導をしていただきました。宮澤先生のお話にはいつも「生まれてきてくれてありがとう」という子どもたちへのメッセージが貫かれています。
1年生の授業では,「生命誕生・いのちの尊さ」について考えました。思春期のこころと体の変化に戸惑ったりつらくなったりすることもあるかもしれない。でも,不安・心配・悩みに「気づけた」ことがまず大切で,そんな時は,生まれてきたときまでもどって自分自身に問いかけてみて…と教えていただきました。
2年生の授業では,「10代の恋愛・友人・人間関係」を中心に話を聞きました。「自分の居場所を見つけたい」と思う気持ちが誰にでもあって,成長するに従って,親や大人から得られる縦の安心感から次第に友人・恋人・趣味の合う仲間から得られる横の安心感を求めるようになるという内容でした。「自分の家の玄関に貼れないものはネットに投稿してはいけない」という話も印象的でした。
3年生の授業では,「男女交際や友人関係」について更に踏み込んでグループワークなども交えながら考えました。「嫌われたくない・喜ばれたい」という一心から相手の要求を受け入れてしまうのではなく,嫌なときはNOと言える関係性を保ち,互いに心地よいと感じる距離感で接していくことが大切であると学びました。
全校対話「茜タイム①」制服について
本年度も,身近なことからテーマを決めて全校で対話を行う「茜タイム」がスタートしました。これまでも,この「茜タイム」で生徒たちから出されたアイディアが学校生活に反映されたこともあります。テーマは来年度の一中をリードしていく立場にある2年生と職員にアンケートをとって決めました。
1回目のテーマは「制服について」です。2年生から「スラックスでもいいと言われてもセーラー服と合わないのでは?」「女子も学ランOKにしたら?」「男女の制服の違いってどうなんだろう」「衣替えの期間は決めなくてもよいのでは?」というような疑問・意見が出されました。
そこで,まずセーラー服の歴史について,元は海軍の制服であったことや子ども服として男女問わず人気だったことなどを紹介しました。また,本校の昭和53年の卒業記念写真には,女子全員がセーラー服にスラックスという姿で写っており,当時はそれが普通だったことも分かりました。
そこで,ジェンダーフリーの制服を導入した中学校の新聞記事とその制服の値段を取り上げ,いくつかの視点をふまえながら「自分らしく学校生活を送るためにはどんな制服がよいか」と問いました。
翌日は,自分の考えを書いた付せんを持ち寄って,縦割り班での対話を行いました。ファシリテーター(進行役)も今回から2年生が行います。「今のままの制服でいい」「自由に選べる制服がいい」「男女関係なく選べるといい」など様々な意見が出されました。生徒たちの声が学校づくりの大切なよりどころとなります。
生徒会役員選挙
11/29に来年度の生徒会正副会長を決める役員選挙の投票が行われました。投票に先立ち,候補者と推薦責任者が各学級をたずねてスローガンや具体的な取組について説明し質疑応答を行う教室訪問も行われました。
<各候補者が掲げたスローガン>
生徒会長候補…全員で創っていく学校へ 男子副会長候補…一足一足自分のペースで歩める学校 女子副会長候補…協力し合って笑顔な学校 女子副会長候補…全員で創っていく学校へ |
生徒会長と男子副会長については信任投票,女子副会長候補については通常選挙による決定となります。本年度生徒会の取組を生かしながら,更なる前進めざして歩み始めます。
入学説明会
11/25に来年度入学する6年生と保護者の方を対象にした入学説明会が行われました。当初は体験授業を予定していましたが,感染警戒レベルが高いことを受け体験授業は中止としました。
説明会では,学校長から学校目標・重点目標と中学校で大切にしていることについて説明した後,1年生がグループに分かれて中学校生活について説明しました。一日の生活の流れ・「じりつ学習」・生徒会活動・部活動などについてタブレットでスライドを示しながら発表しました。また,合同音楽会に向けて練習してきた合唱も披露しました。新入生が中学校生活についての理解を深め,希望をもって中学校に進学できるよう願っています。
興亜エレクトロニクスの出前授業
2年生の技術科の授業で地元の企業(株)興亜エレクトロニクスの方を招いた出前授業が行われました。授業は11/15と11/29の2回で,(株)KOAのキットを用いて「メロディーコマ」を製作します。
1回目は会社の説明を聞いたりはんだ付けの練習をしたりしました。2回目はいよいよ細かい部品を順番に基盤に取り付けていきました。興亜の方が,分からないところやうまくいかないところなどを丁寧に説明してくださり,できあがった生徒から実際に回しながら,メロディーが流れLEDが光るかどうか確かめていました。次第にはんだ付けも上達して「興亜に就職できるかなあ」というようなつぶやきも聞かれました。