「対話」をしよう!茜タイム③
茜タイムの第3回目は「学習について」です。中学生にとって多くの時間を費やす授業や家庭学習はどうあったらよいか考えました。これまで「学力」といえば「知識・技能」が重要視される傾向にありましたが,4月から実施される新学習指導要領では「生きる力」を身につけるための3つの力(「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力人間性」)をバランスよく身につけることが求められています。
時代の変化が加速し,予測困難な社会で様々な課題を解決していく力を身につけるためには,どのような授業をめざしていけばよいか,またどんな家庭学習をすればよいかについて対話を行いました。
生徒たちは,「友だちと教えあったり学び合ったりする授業・話を聞いているだけの授業より自分たちで調べたりまとめたりする授業の方がしっかり考えることができる」「提出することだけが目的ではなく,自分のためになる家庭学習をしたい」など,それぞれの考えを出し合いました。
3回にわたって行ってきた「対話」の時間は,生徒たちが自分の学校生活について意識するきっかけとなるだけでなく,我々教師も生徒たちの考えに耳を傾け学校運営にいかしていくための大切な手がかりとなりました。
授業改善に向けて
11月に上越教育大学の桐生徹先生にご指導いただき,各自が授業改善に取り組むテーマを決め日々の授業実践を積み重ねてきました。本校では教科担任が1名ずつしかいませんが,授業改善については共通する悩みや課題もあるので,各自のテーマで3つのグループを作り情報交換を行いました。
「主体的・対話的な学び」をテーマにしたグループでは,多面的な見方で立体を仲間わけしていく中で立体の特徴をつかんでいく数学の授業や,実験の予想から考察までを各自がていねいにノートにまとめていく理科の授業,自分で必要な資料を集め絵や図を入れて分かりやすくまとめる社会の授業などが紹介されました。
来年の4月からの新学習指導要領実施に向けて「主体的・対話的で深い学び」をめざして授業改善に取り組んでいきたいと思います。
性に関する教育
12/18に,助産師の宮澤恵子先生にご来校いただき,各学年1時間ずつ性に関するお話を聞く時間を設けました。1年生は「生命の誕生・二次性徴」,2年生は「心と体の変化・性情報」,3年生は「男女・個人の違い,ジェンダー,性感染症」それぞれのテーマでお話をうかがいました。
1年生の授業では,男女の体の変化について学んだ後,実際の赤ちゃんとほぼ同じ重さの赤ちゃん人形を抱っこしてみたり,ペアで親子になって「生まれてきてくれてありがとう」と声をかけ合ったりして,生命の誕生のすばらしさを学びました。
どの学年でも,宮澤先生から「私たちは誰かに愛されたくてこの世に生まれます」「生まれてきてくれてありがとう」「生きてるだけで100点満点」というすてきなメッセージをいただきました。まずは自分の存在を大切だと思えることが,他者への思いやりの心につながっていくのだということを学びました。
生徒総会
12/17に本年度のまとめの生徒総会が行われました。各委員会の活動報告・会計中間報告が承認された後,「今年度の生徒会活動や学校生活を通して,自分や友だちが輝いた場面をふり返ろう」という協議題で意見交換が行われました。バレーボール大会の決勝戦でがんばっていた姿,茜祭のASFで活躍した姿,茜祭のMV(ミュージックビデオ)撮影の時のみんなの笑顔など,友だちの輝いている姿がたくさん出されました。
最後に,来年度の役員が紹介され,3年生の役員からファイルの引き継ぎが行われ,いよいよ生徒会活動が2年生へと引き継がれました。阿南第一中学校生徒会の伝統をつないで「一足一足」歩んでいくことを期待しています。
「歯ッピー献立」③
12/16の給食は,3年生の生徒が考えた「歯っぴー献立」の第3弾です。「栄養バランスよく,歯を強くしよう」というコンセプトで,歯を丈夫にするカルシウムがたっぷり入った献立です。カルシウムは乳製品や大豆製品などにも多く含まれますが,野菜では小松菜・チンゲン菜・ねぎなどにも多く含まれるそうです。鶏肉ののりチーズ焼きはもちろんですが,副菜にも小松菜がたっぷり使われていて栄養バランスのよい献立でした。
<歯っぴー献立>
・鶏肉ののりチーズ焼き ・小松菜のおひたし ・ポトフ |