2学期始業式
例年より短い夏休みを終えて,2学期が始まりました。2学期は89日間という長い学期ですが,学校生活では行事や学習などで実りの多い学期でもあります。
始業式では,学校長が自分の西駒登山と長野市のボランティアの経験を交えて「できない理由を考えるのではなく,できる方法を考える」という話をしました。目標を決めても理由をつけてやらなかったり,コロナ禍でできないとあきらめてしまったりするのではなく,「できる方法」を探すことが自分を成長させるチャンスになるということを意識して,充実した2学期になるよう願っています。
<1年生の生徒の感想より>
・自分もすぐあきらめないで,やれる方法を考えてみようと思いました
・やりたいことを後回しにせず,できない理由ではなくて「できる方法」を考えて行動できるようになりたいと思いました
・ポジティブな考え方をしてチャレンジしていくことが大切なんだなと思った
また,「名前をていねいに書こう」というミッションも提示しました。名前はその人を表す大切なものですから,ていねいに書くことは自分がそのことに真剣にとりくむという意思表示になります。
前向きな気持ちで自分を勇気づけ,挑戦してほしいと思います。
夏休み中のステキなできごと
夏休みも終わりに近づいたある日,部活があると思ってまちがえて登校した2年生が,「せっかく学校に来たから」と言って暑い中1時間半も体育館の清掃をしてくれたそうです。彼の姿は,「自分にできること」を考えて実際に行動できる力(考動力)のあらわれであり,とても誇らしく思います。
新学期を迎えた廊下には,彼の行動を紹介する写真が掲示されていました。夏休み中のステキな話に勇気をもらって新学期のスタートを切ることができました。
1学期終業式
7/31に1学期の終業式が行われました。当初の予定73日の登校日が,臨時休業で57日になってしまった1学期でしたが,無事にこの日を迎えることができて本当に良かったと思います。
代表の生徒からは,1学期をふり返って次のような発表がありました。
「18人の友だちに出会えてよかった。行事や部活動で見た先輩の姿がすてきだなと思った」
「1年生のお手本になるように当番活動をがんばった。臨時休業中からテスト勉強をがんばった」
「感謝の気持ちを持って取り組んだ部活動・協力できた生徒会活動と中身の濃い1学期だった」
学校長からは,それぞれの立場・役割を立派に果たせた1学期であったことにふれ,絵本「ハチドリのひとしずく」の読み聞かせを行いました。「いま,私にできること」を自分自身に問いかけるきっかけになればと思います。
新型コロナウィルスの感染防止に努め,健康に留意しながら,充実した夏休みになるように願っています。
『ハチドリのひとしずく~いま,私にできること~」
(光文社 監修;辻 真一) 森が燃えていました。 「私は,私にできることをしているだけ」 |
「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!」
保健体育委員会が中心となって,「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!」(日本赤十字社)をもとに感染症を防ぐために大切なことをまとめた掲示物を作成しました。
第1の感染症「病気そのもの」,第2の感染症「不安と恐怖」,第3の感染症「嫌悪・偏見・差別」この3つの感染症が「負のスパイラル」となって拡がってしまうことを,イラストを交えながら発信しています。
長野県の警戒レベルが引き上げられ,今後の感染拡大も心配なところです。8/1からの夏休みも,感染防止を意識した生活が送れるよう,気をつけることを確認しました。
「美しい日本語」(道徳)
特別支援学級に小学校の6年生が2名見学に訪れ,一緒に「美しい日本語」(道徳)の学習をしました。
まず,各自(教師も)が「美しい日本語」だと思う言葉を黒板に書きます。「ありがとう」「助ける」「かっこいい」「イケメン」「おいでやす」など様々な意見が出ました。それらの言葉について,なぜ美しいと思うのか自分の考えを発表しました。
次に,NHKのアンケート(2019年)で「美しい日本語」ベスト10に選ばれた言葉を紹介し,第1位の「ありがとう」という言葉についてみんなで考えました。ワークシートを用いて,「自分は『ありがとう』って言えているか」をふり返りました。感謝の気持ちがあってもなかなか「ありがとう」と言えないこともあることに気づき,「素直に『ありがとう』と伝えられるといいね」と話し合いました。
見学に訪れた小学生も含めて,自分の考えや感じたことを出し合いながら,日頃自分が発している「ことば」についてふり返るきっかけになる授業でした。