本年度も,身近なことからテーマを決めて全校で対話を行う「茜タイム」がスタートしました。これまでも,この「茜タイム」で生徒たちから出されたアイディアが学校生活に反映されたこともあります。テーマは来年度の一中をリードしていく立場にある2年生と職員にアンケートをとって決めました。
1回目のテーマは「制服について」です。2年生から「スラックスでもいいと言われてもセーラー服と合わないのでは?」「女子も学ランOKにしたら?」「男女の制服の違いってどうなんだろう」「衣替えの期間は決めなくてもよいのでは?」というような疑問・意見が出されました。
そこで,まずセーラー服の歴史について,元は海軍の制服であったことや子ども服として男女問わず人気だったことなどを紹介しました。また,本校の昭和53年の卒業記念写真には,女子全員がセーラー服にスラックスという姿で写っており,当時はそれが普通だったことも分かりました。
そこで,ジェンダーフリーの制服を導入した中学校の新聞記事とその制服の値段を取り上げ,いくつかの視点をふまえながら「自分らしく学校生活を送るためにはどんな制服がよいか」と問いました。
翌日は,自分の考えを書いた付せんを持ち寄って,縦割り班での対話を行いました。ファシリテーター(進行役)も今回から2年生が行います。「今のままの制服でいい」「自由に選べる制服がいい」「男女関係なく選べるといい」など様々な意見が出されました。生徒たちの声が学校づくりの大切なよりどころとなります。