9/22の校長講話では,「『学力が高い』ってどういうこと?」というテーマで話をしました。
本年度より実施となった新しい学習指導要領では,「知識・技能」「思考力・判断力・表現力など」「学びに向かう力・人間性など」の3つの力をバランスよく身につけた姿をめざしています。これらの力は,テストでは評価できないものもあります。
牛乳パックの体積を例に挙げて,5年算数で学んだことを生かして体積を計算で求めると,1000mLではなく950.6mLになってしまうのはなぜかという「問い」からスタートしました。液体が入っているときの牛乳パックはふくらんでいることから,ふくらんだ部分の断面を円と考えて計算するとこの差が埋まりそうだと考察していきます。さらに,このことは,理科の圧力や社会科の製造者や消費者の立場で物事をとらえることにもつながってくるという話をしました。
本当の意味の「学力」を身につけるためには,学んだことを生活に生かそうとしたり,他の学習とつなげて考えようとしたりする態度が大切になってきます。このように多面的・多角的な視点で物事を考える見方や考え方は,これからの社会に求められる力でもあります。
今回の校長講話は,ICTを活用し,タブレットで校長室と各教室をGoogleMeetでつなぎ,終わった後のアンケートはGoogleformsで各自が入力するようにしました。