校長講話で「学校で学ぶ意味は何だろう?」という問いかけをしました。学校で学んでいることは日常生活で役に立っていることも多いですが,便利な世の中になり,学習したことを生活で活かす場面が少なくなっているかもしれません。また,コロナ禍の臨時休業により家庭でも学習できる方法が次々と紹介されています。そんな中で,「それでも学校で学ぶ意味は何か」を考えてみました。
オックスフォード大学のオズボーン准教授が2014年「雇用の未来」で「10年後になくなりそうな職業」を発表して話題になりましたが,その中から見えてくるものは,ひとりでは解決できないことや人工知能ではできないことの大切さではないでしょうか。だからこそ学校は,社会に出る前に失敗したり迷ったりしながら学ぶ場であり,いろいろな人の考え方に触れながら学ぶ場であると思います。
来年度から中学校の学習指導要領が変わります。「学力」のとらえ方を子どもたちとも共有し,予測困難な時代を生き抜く力を身につけるためにはどのような学び方が大切か考えていきたいと思います。