ホーム » 過年度掲示板 » 2020年度掲示板 » 校長講話「あなのあいたおけ」

カテゴリー選択

校長講話「あなのあいたおけ」

人権教育月間にちなんで,「自分自身のこと・自分に関わりのある人のことについて考えよう」というタイトルで校長講話を行いました。

事前に生徒たちに「自分が人の役に立てたと感じるのはどんなときか」というアンケートをとりました。

・家の手伝いや困っている人の手助けをしたとき

・道に落ちているゴミを拾ったとき

・「ありがとう」と言われたとき など

 

 

 

 

様々な回答がある中で多かったのは,「ありがとう」と言われたときというものでした。

校長講話では,絵本「あなのあいたおけ」(文屋 プレム・ラワット文 しろいあや絵 マックス・ウィトル訳)の読み聞かせをしました。水を運ぶ仕事にやりがいを感じていたおけに,ある日穴が空いてしまいます。水を運ぶたびに穴から水がこぼれてしまい,「自分は何の役にも立っていない」と悲しがっているおけに,庭師が「穴があいているおかげで花に水をやることができたんだ」と毎日水を運んで通っている坂道を見るように促します。おけに穴があいたことを知った庭師が,道に花の種をまいておいたので水がこぼれたおかげできれいな花が咲いたのです。

「自分が誰かの役に立っている」という気持ち(自己有用感)は他者の存在なしで育むことはできないものです。だからこそ,自己理解と他者理解を深め,自分と他者との関係を肯定的に受け入れられるような働きかけが必要だと思います。この人権教育月間が,自分自身を見つめ直したり,まわりの人を見つめ直したりするきっかけになればいいと考えています。

11月 2006
月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日
2006年10月30日 2006年10月31日 2006年11月1日 2006年11月2日 2006年11月3日 2006年11月4日 2006年11月5日
2006年11月6日 2006年11月7日 2006年11月8日 2006年11月9日 2006年11月10日 2006年11月11日 2006年11月12日
2006年11月13日 2006年11月14日 2006年11月15日 2006年11月16日 2006年11月17日 2006年11月18日 2006年11月19日
2006年11月20日 2006年11月21日 2006年11月22日 2006年11月23日 2006年11月24日 2006年11月25日 2006年11月26日
2006年11月27日 2006年11月28日 2006年11月29日 2006年11月30日 2006年12月1日 2006年12月2日 2006年12月3日